不妊症 原因

女性と男性の不妊原因

 不妊症にはさまざまな原因があります。ひとつの原因を解消するとすぐに妊娠することもあれば、複数の原因が男女双方に存在し、複雑にからみあっていることもよくあります。
 女性は卵管に原因があることが多く、男性は精子に原因があることが多くなります。

 

 

 

 

 

女性の不妊原因

(1)排卵障害

 卵子がうまく育たなかったり、卵子が卵巣からうまく飛び出せないことを排卵障害といいます。妊娠のスタートは排卵が起きることです。排卵されないと、精子は卵子と出会えないので受精することができません。つまり、卵巣の機能低下は妊娠力を低下させてしまいます。

 

(2)卵管障害

 卵管がふさがってしまうなどのトラブルを卵管障害といいます。卵管は受精卵が誕生する場所で、妊娠するのに重要な役割を担っていますが、とてもダメージを受けやすい器官といわれています。女性の不妊の原因のなかでもっとも多いとされています。

 

(3)着床障害

 妊娠は受精卵が着床することで成立しますが、着床できないことを着床障害といいます。

 

(4)その他の原因

 女性の体内で精子の動きをとめる抗体ができてしまう症状や、子宮内膜症があります。子宮内膜症は20代と30代の女性に多く、不妊の原因の大きな割合を占めています。

 

 

 

 

 

 

男性の不妊原因

(1)造精機能障害

 精巣の機能が低下し、健康な精子を十分につくれなくなることを造精機能障害といいます。受精が成立するためには、精液の中に精子が一定数以上いることが重要ですが、造精機能障害で精子の数が足りないと妊娠しにくくなります。

 

(2)精路通過障害

 精液がとおる精路に問題があることを精路通過障害といいます。精巣で精子が正常につくられていても、精液中に精子がみられない症状です。 先天性の障害の場合もありますが、クラミジアなどの感染症によって発症する場合もあります。

 

(3)性行為障害

 セックスのときに勃起や射精ができないことを性機能障害といいます。身体性の原因の場合は治療によって解消することができます。
 ストレスや疲れなどの心理的なことが原因になることもあります。心理的な原因の場合、すぐに解消するのは難しいケースがほとんどですが、夫婦で不妊の原因に向き合うことで少しずつ解消していきましょう。

 

 

最後に

 不妊治療は、検査を受けてから原因をつきとめ、ひとつひとつの原因を解消していかなくてはならないため、治療が長期に渡ることもあります。精神的にも大きな負担となるため、そのストレスが妊娠に悪影響となってしまうことも。
 夫婦で旅行に行ったり、共通の趣味を楽しむ時間をつくるなど、不妊治療以外の夫婦の時間を大切にしましょう。